東京都は13日、福島県南相馬市の農家が出荷し、国の暫定規制値を超える放射性セシウムの検出された牛肉1438キログラムの流通先が12都道府県に拡大したことを明らかにした。このうち373キログラムがすでに8都道府県で食用として消費されたとみられる。共同通信は13日、この問題で米政府が日本政府に抗議したと報じた。
福島県は11日から生産者260戸に対する緊急調査を実施した。厚生労働省によると日本政府は屋外保管していた飼料を家畜に与えないよう3月19日に通達しており、引き続き遵守を求めている。農林水産省は11日、食肉の安全性を確保するため、福島県と隣接する6県の牛肉モニタリング検査を強化すると発表した。福島県は12日、対象区域から出荷する牛について、これまでの体表検査に加え、解体後の肉に対しても全頭検査を実施する方針を明らかにした。
「人民網日本語版」2011年7月14日