今の日本に漂う自信喪失感、若者さえも展望持てず

今の日本に漂う自信喪失感、若者さえも展望持てず。

タグ: 国民の自信 日本社会 日本の若者 日本中枢の崩壊  

発信時間: 2011-08-31 09:59:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

身近な例を挙げてみよう。ある日、新宿にあるドーナツ店に入った。隣のテーブルには若いカップルが座っていた。彼らがオーダーしたのは、一番安い1個160円のドーナツ2個だったのはいいとして、その320円をきちんと割り勘していたことに、吃驚してしまった。

カップルの男の方が彼女に「もう100社ほど面接に行ったけど、どこも採用してくれない。このままじゃ、2人で住むところを探すのも大変だし、将来も不安だから、結婚はもう少し後にしたい」などと言っている。

女の方は黙って頷くだけだった。自分の若かりし頃、日本はバブル経済の真っただ中で、誰もが希望に満ちた将来を描いていた。だが今は、こんな若い世代でさえ、将来の展望が持てない国になり下がっている。萎れ切っている隣のカップルに、中国の人気ドラマ「裸婚時代(「裸婚」とは家なし、車なし、金なしのため、式も挙げずに結婚すること)」の決め台詞を言って慰めてやりたくなった。

自信喪失した国の様子は、夜の街でも同様に現れている。西麻布は、北京でいうと三里屯のようなところで、深夜まで営業しているクラブやバーが立ち並び、大人の遊びスポットである。だが、ここも不景気のあおりを受け、昔よく通った店のほとんどが休業中になっていた。贔屓のワインバーが1軒だけ、かろうじて営業を続けていた。そのワインバーにしても、我々以外の客は、若いサラリーマン4人だけであった。

 

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