今の日本に漂う自信喪失感、若者さえも展望持てず

今の日本に漂う自信喪失感、若者さえも展望持てず。

タグ: 国民の自信 日本社会 日本の若者 日本中枢の崩壊  

発信時間: 2011-08-31 09:59:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今回の帰国で、出版業界を退職した先輩に会ったのだが、妙なことを依頼された。彼の貯金1,000万円を中国の銀行に預けて欲しいというものだ。日本の銀行の金利は0.1%と低く、1年間預けたところでせいぜい1万円の利子が付くだけである。だが中国の銀行に預ければ、金利3.5%と計算して、1年で35万円の利子が付くことになる。

この話は、私は遠まわしに断わったが、この70歳近くにもなろうという先輩はなおも国に対する不満をこぼす:「政府は今、相続税の基礎控除額を8,000万円から4,800万円に減額しようとしている。こんな日本じゃ、死ぬ時も安心できない…」と。

不景気が人々の悲観的な考えを生む。悲観的な考えが消費を冷え込ませ、デフレがさらに悪化する。今の日本はそうした悪循環の経済の中にいる。そして、東日本大震災により、さらに悪化したデフレスパイラルに陥っているのである。

バタバタと短い帰省も終わり、北京に戻って来た。人でごった返す首都国際空港や市内のビジネス街が私にはやたら心地よく感じた。何故、日本のマスコミが報道する北京はどれもが批判的な内容なのだろう?何故、この活気ある北京の様子を好意的に取り上げないのだろう?とつい愚痴を言いたくなってしまった。

(著者:近藤大介「週刊現代」前副編集長 記事内容の編集の際、原文から一部削除している)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月31日

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