日本料理は「食べる」より「見て」楽しむもの

日本料理は「食べる」より「見て」楽しむもの。

タグ: 沖縄料理,日本料理,海鮮料理,クジラ,食文化,刺身,懐石料理

発信時間: 2011-09-17 11:15:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

沖縄料理 (孫巍 撮影)

日本料理と言えば海鮮料理が多いことで有名である。島国である日本では、ほぼ毎日のように魚が食べられているが、普通、日本人は「魚を食べる」という言い方はしない。日本人は魚をそれぞれの名称で呼ぶからだ。つまり、「今日、晩御飯で魚を食べた」とは言わず、「さんまを食べた」「まぐろを食べた」と具体的な名称を挙げるのである。魚を食べることは身体によいとされている。日本が長寿国なのは、毎日魚を食べているからなのかもしれない。

クジラは魚類ではなく哺乳類に属する。日本にはクジラやイルカを食べる文化がある。2009年に公開された米国ドキュメンタリー映画「The Cove」は、実際に日本で行われているイルカ追い込み漁を批判的に描いたものだ。欧米人はクジラやイルカを食べる日本人の食文化に嫌悪感を抱いている。だが、日本では千年以上も前からクジラを食べる習慣があった。クジラは日本の食文化だと認識しており、欧米諸国の干渉を、単なる大国主義的ショーヴィニズム(排外主義)だとあしらっている。この点については著者も日本人の意見に賛成である。中国では千年以上も前から犬の肉が食べられてきた。戦国時代の荊軻の友で、始皇帝暗殺を企てた高漸離は、犬の屠殺者だったとされている。犬をペットと見なす欧米の文化圏では「犬には感情がある」として、犬を食用とする文化圏に嫌悪感を示すことが多いが、では牛には感情がないとでも言うのだろうか?牛は人類と意思疎通ができる動物であり、人類と理想的な共存関係を築いているが、欧米人は平気でむしゃむしゃと食べているではないか。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月17日

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