日本の「国家正常化」の真の障碍は米国

日本の「国家正常化」の真の障碍は米国。 現代史を振り返ると、日本と米国の怨恨はかなり深い。しかも長年米国は日本の政治、経済、外交、軍事の発展を強硬的に制約してきた。日本が「正常な国家」の道を歩みたくても、常に米国がその障碍となってきた。こうした点を日本の戦略の意思決定者はわかっており、「外部脅威論」はある意味米国に見せるためにとっている行動だといえる…

タグ: 日本 外部脅威論 国家正常化 障碍 米国

発信時間: 2011-10-21 16:41:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

◇米国の成長停滞、日本にチャンスもたらす

経済危機の米国は現在対外問題、特に対外戦略の配備において以前に比べて停滞期にある。自らの戦略目標を実現するには、いわゆる「盟友」たちの力が必要だ。

これは日本にとって千載一遇のチャンスであり、日本もこのチャンスをうまくつかみ、表面的に常識に反する事をやってのけた。日本は確実に「外部脅威論」を通じて過去に多くのメリットを得ている。

例えば、第二次世界大戦終結の際、米国は日本の経済を低いレベル、日本国民全体の生活水準をアジアの平均水準以下に留めておきたかった。ところが冷戦が勃発し、日本に対する束縛を緩めた。その間、日本はいわゆる「ソ連脅威論」を持ち出し、これを口実に軍事力を拡大、米国の日本に対する規制は緩み、日本全体の国力は一気に高い水準にまで発展した。

現在の状況をみると、日本は「正常な国家」の道を邁進するために同じことを繰り返そうとしている。

ある程度の影響力をもつ日本がこうしたやり方で、予定通りの目標を達成できるとは限らないが、すでにアジアおよびアジア太平洋地域全体の環境を悪化させつつあり、地域に一種の緊張感をもたらしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月21日

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