野田首相の訪中が延期された本当の理由

野田首相の訪中が延期された本当の理由。 野田首相は就任後、中国側と早期訪中を調整し、繰り返し日中間の戦略的互恵関係を促進したいとの考えを示しながらも、「親米反中」の外交政策を取り、米国の「アジア復活」戦略に合わせて中国に対し牽制的な包囲を行ってきた。信用に欠ける日本の首相に対し、中国側は深く交流するのをためらっているのだ…

タグ: 野田首相 訪中 延期 理由

発信時間: 2011-12-09 11:22:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国側が日本の野田首相の訪中延期を求めた最も重要な理由として、日本の官房長官と外相が指摘した「良い雰囲気」に絡む問題にある。つまり今は、野田首相訪中の「良い雰囲気」ではないということだ。その理由を次にみていく。

雰囲気が良くない理由(1) 野田首相は信用に欠ける

野田首相は今年9月に就任後、中国側と早期訪中を調整し、繰り返し日中間の戦略的互恵関係を促進したいとの考えを示し、様々な場面で80年代に3000人日本青年訪中団の一員として訪中し、自分は「日中友好交流の申し子」だと発言しながらも、「親米反中」の外交政策を取り、フィリピン、ベトナム、韓国、インド、ミャンマー、東南アジア諸国連合(ASEAN)などと連携し、米国の「アジア復活」戦略に合わせて中国に対し牽制的な包囲を行ってきた。そのため対中政策面で野田首相のどの言葉が真実で、どの言葉が嘘なのか判断がつかない。信用に欠ける日本の首相に対し、中国側は深く交流するのをためらっているのだ。

雰囲気が良くない理由(2) 日本側の不対等な要求

日本の外務省筋によると、野田首相は中国を訪問中、両国の海上危機管理体制の構築を提案するほか、▽東中国海問題に関する交渉再開▽日本の被災地の農産品の輸入開放▽レアアース(希土類)の対日輸出拡大▽日本の被災者に喜んでもらうため、被災地へのパンダ提供――を求める方針だ。率直に言って、外交は対等な交換交渉であるはずだが、日本側の中国に対する要求は多過ぎる。逆に日本は中国に何ができるのか?今のところ明確な情報はない。

まもなく迎える中日国交正常化40周年を記念し、日本側は何人を日本へ招待するなど「友好パフォーマンス」的な交流を用意しているが、それほど中国側の興味をそそらないだろう。

雰囲気が良くない理由(3) 野田内閣がいつまで持続するか不確定

 

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