雰囲気が良くない理由(3) 野田内閣がいつまで持続するか不確定
野田首相は、消費税増加と環太平洋連携協定(TPP)加入を押し進めるため、一切の犠牲を惜しまないと述べた。言外には、そのために辞任をも惜しまないという意味が込められている。いつ辞任するかわからない日本の首相と、中国は建設的な会談ができるのか?
雰囲気が良くない理由(4) 野田首相の年内の動きが把握できない
日本はすでに野田首相が今月28日にインドを訪問すると公表した。先日、日印は双方の外相、防衛相が参加する戦略対話を行ったばかりで、中心的議論は中国牽制だった。野田首相の今回の訪印は、この議題をめぐって交流が行われるだろう。野田首相が中国を訪問した足でインドに向かい中国牽制について話し合うなら、中国は野田首相と交流する意味があるのか?
こうしてみてみると、野田首相訪中の時機は確かにまだ熟していない。「良い雰囲気」をつくり、野田首相の年内訪中の目標を実現するため、日本は外交政策の調整、特に「誠意」に力を入れる必要がある。(作者:蒋豊氏)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月9日