情報収集衛星「レーダー3号」が12日、鹿児島の種子島宇宙センターから打ち上げられ、無事、予定軌道に入った。
今月12日、日本時間の午前10時21分、政府の情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載したH2Aロケット20号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。今回、7基目の日本の情報収集衛星が打ち上げられたことになり、今後、宇宙からの情報収集体制において重要な位置づけを担う予定だ。
日本政府によると、この衛星は主に朝鮮の軍事施設の監視や国内の大規模災害及び大事故対策を目的としたものとなっているが、実際には別の意図があるはずだと指摘するアナリストは多い。
これまで日本は、晴天時に撮影する光学衛星4基と、夜間や曇天でも撮影可能なレーダー衛星2基を打ち上げているが、レーダー衛星は2基とも電源の不具合で故障している。今回レーダー衛星3号機の打ち上げ成功に続き、来年には4号機の打ち上げが予定されている。