丹羽大使と「日本大使賞」受賞者の胡万程さん。段躍中撮影
12月14日に発行された「日本僑報電子週刊」第1010号に、著名青年評論家加藤嘉一氏が第7回中国人の日本語作文コンクール表彰式のため寄せられた祝辞を掲載した、これは加藤氏によるこのコンクール及び中国人大学生への応援メッセージである。
加藤氏は次のように述べている。「日本人である私はこれまで中国語での執筆・発信に汗を流してきました。中國人であるみなさんが日本語で執筆・発信し、その過程で日中のいまとこれからに思考を巡らす。素晴らしいことです。これからの時代、日中両国民、特に若い世代が、自覚と責任感を持って、相手国の言葉を学び、相手国民が理解でき、受け入れられる表現を追求していく努力が求められると思います。ともに汗を流しましょう。加藤嘉一。2011年12月9日」
先月末、中小企業家同友会上海倶楽部代表、東アジアセンター外部研究員(協力会理事)小島正憲氏氏は、第7回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集『甦る日本 ! 今こそ示す日本の底力』を高く評価し、「多くの日本人の目に触れてもらいたい1冊である」と賞賛している。
小島正憲氏は、書評の中に次のように述べている。『甦る日本 ! 今こそ示す日本の底力』は、第7回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集である。今回も力作揃いであり、しかもこの本の半分は、題名に示されているように、中国の若者たちからの日本人への激励文で、埋め尽くされている。涙なしでは読めない文章や、自ら経験した四川省大地震とダブらせて描いているもの、中国での募金活動中の暖かいエピソードを書いたものなど、多くの中国の若者の励ましの言葉が綴られている。中には、恥ずかしながら日本人の私でも知らない古人の藤原清輔の和歌を励ましの一首として書き込み、教養の高さを示している若者さえいる。いつもながら、段躍中氏と日本僑報社に、心から敬意を表する次第である。多くの日本人の目に触れてもらいたい1冊である。
12月9日午後北京日本大使館で開催された表彰式では、丹羽宇一郎中国大使は「日本大使賞」を胡万程に授与したほか、ポケットマネーで『甦る日本 ! 今こそ示す日本の底力』20冊を買い上げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月15日