日本メディアの報道によると、日本政府はこのほど、排他的経済水域(EEZ)の基点となるが、名称がなかった39の離島について、それぞれの名称を内定した。この中には釣魚島周辺の4つの島も含まれ、島名は国土地理院の地図などにも掲載される予定。日本政府の言葉を引用すると、「EEZ」の根拠および基点となる離島は計99カ所あり、2011年5月の時点で39島がまだ命名されていなかった。このため、これらの島の命名が終われば全ての島の命名が終了することとなる。
日本が離島の命名を進めている理由は、命名された島は2010年に施行された低潮線保全法などに基づき、島に対する調査と管理を強化し、「低潮線の保全」を含む各保全措置を実施できるからだ。これにより、日本領海の範囲を国内外にアピールでき、隙を見て大陸棚およびEEZの面積を拡張することもできる。
離島を占領して海を取り囲もうとする日本の行為(特に対中国と思われる行為)は、今に始まったことではない。過ちを重ね続ける日本のメカニズムは、国家の大計である海洋戦略の産物であり、「一」から始まる3つの四字熟語でまとめることができる。
まず1つ目は「一廂情願(一方的な願望)」。つまり自分の望みばかり考えて、一方的に主張し行動することだ。歴史も現実も顧みず、島の占領が周辺国と全く関係ないかの如くに振舞う。まるで日本の主観的な見方と利益への追求が公正・公平を代表し、国際法・準則さえも歪曲できるかのようだ。長年にわたり(特に近年)、日本はその国家大計の1つである海洋戦略の過程において、離島の占領に関する「一方的な」やり方が頻繁に見られた。かつて日本は、ただの岩である沖ノ鳥礁を「島」と呼び、これを中心としたEEZを設定しようとして中国と韓国の反対に遭ったが、日本はこれに少しも耳をかさず、詭弁を弄した。