可愛い観光大使による歌披露。岩楯嘉之撮影
周団長(右)と日本友人の記念写真、日本僑報社提供
「日本僑報」によると、1月31日午後、東京港区ホテルオークラにおいて、2012西安観光セミナーが開催された。中日国交正常化40周年を迎えるにあたり、この節目となる年の中日両国観光交流第一弾として、「歴史と文化の都」そして「著しく変貌する都市」という二面の魅力を併せ持つ西安市から、周愛全西安市旅游局局長を団長とする、現地観光行政機関、大手旅行会社代表、陝西省美術家協会、小天鵝芸術団の一行など100名が訪日し、観光セミナーと交流の夕べが開催された。
中華人民共和国駐日本国大使館韓志強公使は、「昨年3月日本を襲った東日本大震災の影響で、10月までは中国からの観光客が減少していたが、11月、12月は前年を3割も上回る観光客が来日した。西安、昔の長安と日本との交流は古く、友情の故郷であり、朱鷺(トキ)の故郷でもある。中日国交正常化40周年が友好の年となり、両国の観光分野でもますます発展することを望む。」と挨拶した。
つづいて挨拶に立った二階俊博自由民主党衆議院議員は、展示されている朱鷺(トキ)の写真に感動したことと、中国から朱鷺(トキ)を送ってくれたことへの感謝を述べると共に、国交正常化30周年の記念で訪中した際、人民大会堂に集まった13,000人が、北京市八達嶺で、13,000本の植樹をしたこと。その木が10年経って力強く根を張り、元気に育っていることであろう。これからも中国を旅行する者が植樹をし、大いに友情を育むことが大切であると述べた。
訪日団を代表して周団長は、西安の歴史的価値と、近代化した西安の魅力を紹介し、両国の観光文化交流の発展を熱く語った。
そのほか日本からは国土交通省観光庁山田尚義審議官、日本旅行業協会金井 耿会長が挨拶した。会には多数の旅行業関係者が出席し、両国観光発展のための意見交換や交流を結んだ。
今回訪日した可愛い観光大使、西安市小天鵝芸術団の子供たちによる様々な民族舞踊が披露され、最後に子供たちによる日本語と中国語で歌う「四季の歌」「幸せなら手をたたこう」などでは、会場も童心にかえり、一緒に手拍子を打ちながら子供たちの演技を楽しんだ。子供たちのパフォーマンスは、参加者全員を魅了するほど素晴らしく、観光親善使節の大役を果たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月3日