日本経済復活のカギは、移民と女性が握る?

日本経済復活のカギは、移民と女性が握る?。

タグ: 人口,高齢者,低出生率,移民

発信時間: 2012-02-06 16:18:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の現在の人口はおよそ1億2800万人。予測によれば、これが50年後の2060年前後には8700万人まで減少する。評論家は口々に、その時には高齢者が40%を占めるため、早く対策を取らないと日本経済は氷河期に突入するだろうと警告している。

日本の人口が急速に減少する一方、日本はまた、世界で最も長寿な国でもある。2008年、日本人女性の平均寿命は86.1歳、男性は79.3歳だった。2060年には、日本人男性の平均寿命は84.2歳、女性は90.9歳まで延びるとみられている。

また、もう一つの原因として日本の低出生率が挙げられる。日本の某機関が発表したデータによれば、日本の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の平均数)は2060年にはおよそ1.35に達する。以前、発表されたデータよりやや上がっているものの低出生率であることは変わりない。

さらに、日本が積極的に移民を受け入れないことも原因の一つだ。ドイツ、イタリア、スペインなど欧州諸国も同様に高齢化、労働力不足に悩んでいるが、彼らは国内の労働力を維持するため、積極的に移民を受け入れている。調査によれば、日本に居住している外国籍の人口は、全体の2%に満たない。低出生率で総人口が減少し、青年、壮年世代の労働力が不足し続け、高齢化で多くの退職高齢者が溢れるようになれば、必然的に日本経済は厳しい局面に立たされるようになるだろう。

米国ウェルチコンサルティングのエグゼクティブエコノミスト、ステファン・ブルーナは、低出生率、高齢化、少子化という問題がこのように迫っているのは日本だけだと指摘している。「日本は総人口が減少しているだけでなく、更に厳しいことに労働人口が急速に減っている」と警告し、2030年には日本の労働人口は18%減少し、2060年には半分にまで縮小すると予測している。     このような人口危機を回避する手立てはあるのか。彼は、移民を積極的に受け入れ、女性の就業を促進し、退職時期を遅らせることが有効だと提案している。ただし、このような提案を日本政府が受け入れるか、問題解決に有効かどうか、我々は静観するしかない。(作者:Ourei)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月6日

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