原子力発電産業の今後は?
経済協力開発機構原子力機関 (OECD/NEA)事務局長、ルイス・エチャバリ氏:「福島原発事故による放射能漏れの被害が発生した後、一部の欧州諸国は原子力発電所の建設を中止・中断した。しかし、世界的に見ると、原子力発電を発展させていく推進力は衰えてはいない。福島の原発事故によって、原子力発電プロジェクトには一時的な遅れは出るだろうが、長期的な発展への影響は当時予期していたほどではない」
トニー・ルールストン氏:「ここ20年余りで新たに開発された原子炉は、旧式の福島原発よりも、安全面において大幅に改良されており、自然災害や外部の影響に強い設計となっている。厳格に安全性への配慮を行うことで、各国の政府は原子力発電産業の発展を今後も推進していく事ができる。世界の原子力発電事業は依然、着々と進行している」