韓国
学歴が重視される韓国では、有名大卒の学生は就職も結婚も非常に有利になる。そのため、年に一度の大学入試は過酷で、メディアから「死刑より残酷」と言われている。
韓国の大学受験は毎年12月に行われ、毎年数十万人が受験する。合格率はわずか50%。当日の交通渋滞を緩和するため、済州島を除く韓国の各自治体や会社、証券取引所では始業時間を9時から10時に遅らせている。地下鉄のピーク時運行も、8時から10時に調整し、平時より2時間長くしている。ソウルでは、全ての受験会場の200メートル以内を車両通行止めにするか駐車禁止にする。すべての飛行場では、8時40分から8時53分の間は飛行機の離陸と着陸が禁止される。この時間にヒアリングが実施されるからだ。
韓国の大学受験は「大学修業能力テスト」とも呼ばれる。受験生は1日で4科目を受験しなければならない。韓国では何度も受験改革が試みられ、平時の成績の比重を高めようとしたが、「一回のテストですべてを決める」という考えは、根本的に改まっていない。
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