(4)日本の内政を安定させる必要から。民主党政権は09年以降、内政問題の処理に手こずっており、国民は失望と困惑に満ちている。外交は内政の延長線にある。こうした中「タカ派」が中心的地位を占める野田政権は中日関係の敏感な問題で事を荒立てることで、団結力を強める一方、注意を分散しよとしている。
こうした背景の中、「世界ウイグル会議」も積極的にそれに応えた。日本の右翼と徹して結びつき、中日関係の最低ラインに触れ、中華民族との徹底的な決裂を図った。彼らの行動に対し、日本政府は「民間団体の行為」と言い訳し、管理の強化を拒んだ。
結局日本は自分の足の上に石を落とすことになる。中日友好にしても、地域の平和維持にしても、中国の一方的な思いでは実現しない。日本が中国の核心的利益を脅かすなら、最終的には自ら苦労を招くことになる。(文=蒋豊 「人民日報海外版日本月刊」編集長、「日本新華僑報」編集長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月17日