金銭感覚
日本では割り勘をすることが一般的で、どんなにお金持ちであろうが奢って欲しいと強請る人はいないし、逆にどんなに貧乏でも、払わなくていいと言ってくれる人はいない。自分で食べた分は自分で払うのが当然なのである。親戚や親しい友人間でも同じで、ただで済む食事は無い。しかし、日本に嫁いだ中国人嫁は、実家に仕送りをせざるを得ない時がある。自分が満ち足りた生活を送っていると両親に安心して欲しいために、自分の経済能力を超えた金額を送ることも少なくない。これによって嫁姑関係にひびが入ることもある。
日本人女性は忍耐強い
日本人女性はとても強く、1人で子供3人を育て、家をきれいに掃除したうえに、自分自身のおしゃれも怠らない。昼寝をすることもないのに、夜は早く寝るわけでもなく、朝は早起きをする。一日の睡眠時間はたった5,6時間だろう。以前、子どもを持つある日本人女性が、自分は朝の4時には起きると話してくれた時は、とても驚いたものだ。今思えば、彼女には3人の子供がおり、朝からお弁当を4人分準備して、朝ごはんも作らなければいけない。更には洗濯もして、新聞にも目を通すので、当然早起きが必須なのである。それでも、彼女はとても元気で、毎週日本語学校で授業もしている。一方、中国の女性は小さい頃から、甘やかされて育てられてきたため、お昼寝の習慣がある人も少なくない。眠ければ、夫の帰りを待つことも無く、自分だけ先に寝てしまう。しかし、日本人女性は必ず夫の帰りを待ち、姑も年を取っても同じように舅が帰ってくるのを待つのだ。日本人の姑が毎日昼寝をする中国人嫁は目に余ると感じる一方で、中国人嫁の方はたかが昼寝の何が悪いのかと感じるのだろう。これは完全に習慣の違いなのである。日本の学校は生徒に昼寝をさせることは無く、子どもは小さい頃からその習慣が無い。しかし、中国の学校には昼寝の時間が設けられているため、小さい頃からの習慣はなかなか治らないものなのである。また、習慣を変えるにしても、身体が付いていかなければ意味がないのだ。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月19日