日本が礼儀作法の国であることを疑う人は少ないだろう。婚礼や葬儀はもちろん、進学や栄転などでも香典やお祝いが渡される。もちろん、そのお返しも礼儀として必要だ。日本人には様々な礼儀作法があり、結婚式のお返し一つをとっても実に興味深い。
結婚式に出席したことがあるが、お返しの品は一律で、一人に一つが手渡される。結婚式に出席して家に帰ってきた人は誰でも、正装を身にまとい、大きな紙袋を手に下げている。紙袋には新郎新婦の返礼品が入っている。返礼品にはよく食器が選ばれる。たとえば高価なワイングラスのセットなどである。お金がある人の返礼品には、そこに新郎新婦の名前が刻まれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月17日