返礼品にも気を配る日本の結婚式

返礼品にも気を配る日本の結婚式。

タグ: 礼儀,婚礼,葬儀,結婚式,お返し

発信時間: 2012-06-17 09:51:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

先日、あるテレビ番組を見た。いまどきの若者は結婚式を簡単に済まし、お金を節約するのだという。あるカップルは、陶磁で作った手製のお箸を返礼品にしていた。デザインを自分たちで考え、そして二人のイニシャルを刻んでいた。高価なものではないが、とても貴重な感じがあり、自分たちで作っただけに誠実な気持ちが伝わってくる。お金をかけずとも手間を尽すことが、日本の礼儀スタイルなのだ。

もちろん、セレブやスターの結婚式に出席した人が受け取る返礼の品はとても豪華だ。もらうお祝い金が一流だからこそ、お返しも一流である必要があるのだ。たとえば今の皇太子が結婚したときの返礼品は、皇室特製の高級砂糖入れ、皇室御用達の特製酒などだった。大スターの結婚式の返礼品は、少なくとも世界一流の磁器工場で製作された高級品か、グッチやアルマーニ、シャネルといった超高級ブランド特注記念品が贈られる。

つい先日、「環球時報」記者の家族が結婚式に出席し、とても美しい「書籍」をもらって帰ってきた。返礼の品だと言う。どうして本なのかといぶかったが、中身を見て合点がいった。高級商品の目録だったのだ。そこには各種商品の写真と、産地や品質、数量などの説明があったが、価格だけは書かれていなかった。これは結婚のお返し専門のカタログで、式の出席者に渡されるが、商品価格は分からない仕組みである。

カタログのメリットは、結婚式の出席者が自分の最も欲しい商品を選べることにある。そこには各地特産品の他に、石鹸や食器、バッグ、タオルなど生活用品がある。ほとんどすべての生活必需品が並んでおり、誰にとっても欲しいものが揃っている。一方の新郎新婦も、悩むことなく、満足してもらえる返礼品を出席者に届けることができる。そのため、現在このようなカタログはますます人気を高めている。結婚式の返礼品のあり方が変わりつつあるようだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月17日

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