このクレームの元凶は、ガイドが連れて行ったいわゆる日本の免税店だ。覆面取材でこのアジア向けの店を訪問すると、店内には多くの雑多な商品が並び、たくさんの観光客が一度にたくさんのナットウキナーゼなどの健康食品を家族や友人用に購入していた。商品の価格は他の店に比べて安く、観光客も良い買い物が出来たと喜んでいるようだった。
周知のとおり、海外でのショッピングは通常多額の税金が必要で日本も例外ではない。だからこそ免税店が外国人観光客をひきつけるのだ。覆面取材を行ったこの店には、日本の有名ブランドの化粧品も並んでいるが、やはり一番人気があるのは健康食品エリアだ。店員はこの健康食品でほとんどの病気が治り、日本では子どものメガネが少ないのはこの健康食品を飲んでいるからだと大声で宣伝している。観光客がつい買ってしまうのは自然なことだろう。