「今がピークかは分かりませんが、全体的(技術、体力、精神)にバランスがとれた状態です。栄養バランスを示す図で例えるならば、私の今の状態は整った六角形や八角形と言えます」
福原愛は取材の中で中国について触れ、「幼い頃から中国人コーチに教わり、中国で練習や合宿に参加してきました。中国人からの応援がなければ、今日の私はありません」と述べた。また「中国で陶器のお人形と呼ばれたばかりの頃は、その意味が分かりませんでした。日本ではそのように呼ばれたことがありませんでしたから。私は泣き虫だったので、陶器のようにもろいと思われていたのでしょう。今回のオリンピックでは陶器ではなく、鉄製の人形になります」と語り、固い決意を示した。
「中国人選手のうち、挑戦したい選手、もしくは挑戦したくない選手はいないか」という質問に対し、福原愛は「相手は選べないので、誰が相手でも、自分の実力を存分に発揮するだけです。中国人選手との対戦では、多くのことを学べます。私はいつも、相手から何かを学ぼうという姿勢で試合に参加します。韓国人選手も粘り強く、最後まで諦めません。死を決して全力で戦う心の準備がなければ、相手に負けてしまうと感じています」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月28日