1975年、本学は、国交正常化後初めて中国政府が日本に派遣した公費留学生6名を受入れました。この内の1人が、現在の程永華駐日中国大使です。さらに、1979年には、北京大学との間で正式な学術交流協定を調印しました。これは、国交正常化後、日本の大学の中では最も早い大学間交流の一つとなっており、これまで30年以上の発展の歴史を積み重ねて参りました。今世紀に入ってからも、2006年には、北京市中関村に「北京事務所」を設置し、より多角的な中国との交流事業の展開と拡大に努めております。また、2007年度には、北京語言大学との間で学部レベルでのデュアルディグリーコースを開設し、高度な協働関係を必要とする大学間交流でも、先駆的な実績をあげております。
国交正常化40周年を迎えた今日、日中両国の関係は、既に相互依存の関係にあり、互いに協力し合うことにより共生の道を進むべき関係にあります。こうした中、学術・教育分野での交流もますます重要度を増しております。なぜなら、学術・教育交流こそ、相互理解を推進し友好関係の基盤をなすものだからです。本学は、最も早く中国との交流を開始した大学として、今後も両国の学術・教育分野での交流活動に力を尽くし、日中間の相互理解に貢献していく所存でございます。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月27日