第二次世界大戦後、新たな日本国憲法の元、これまでの日本軍は解散し、自衛隊が創設された。しかし、軍国主義勢力に対する徹底的な責任追及は行われず、旧式の軍旗が今日に至るまでそのまま使用されている。陸上自衛隊の旗は旭日旗の16本の赤線を8本に変え、旗を金色の線で縁取っているが、海上自衛隊の旗は第二次世界大戦当時のと同じで、今では「自衛隊艦旗」と呼ばれ、16本の赤線に、日の丸は左下にあしらわれている。
日本の軍旗文化が復活していることに関して、中国『環球時報』の記者は4日、日本国民に取材を行った。旭日旗がデザインされている商品が好きだという、26歳の野口さんは「このデザインは強くたくましく、活力のある感じがする」と話す。「この旭日旗には血塗られた侵略戦争の歴史が隠されていることを知っているか」との記者の質問に対し、野口さんはあっけに取られた様子で、「日本が昔、周辺の国々と戦争をしていた歴史があり、その際にこのような感じの軍旗を使用していたことは聞いたことはある。しかし、当時の歴史はあまりわからないため、旭日旗のデザインは自分にとっては一種のオシャレであり、政治的な意味合いを連想することはない。友人たちも同じように感じているはずだ」と話す。一方では「日本の右翼団体の街宣車には旭日旗が大きく描かれており、見ていてあまり気分が良くない」と感じている日本人もいた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日