「日本が2016~2017年にF3戦闘機の開発をスタート」という記事を22日付の米誌「Aviation Week & Space Technology.」電子版が掲載した。内容は次の通り。
日本は5年以内に国産戦闘機の開発に取り組む計画で、2027年までにF3戦闘機の生産を開始するのが目標だ。防衛省はステルス技術と独自の強力なエンジンをで、国産戦闘機の生産に向け基礎を築きたい考えだ。
公式文書によると、IHI(石川島播磨)が推力15トンクラスの実証エンジンを開発、三菱重工が縮小サイズの先進技術実証機「心神」(ATD-X)の組み立てをすでに開始している。防衛省はこの縮小サイズの機体を2014年にテストする計画だ。また、三菱重工が試作機の組み立てを手がける可能性が極めて高く、政府関係者は同機でパイロットを搭乗させたい考え。
防衛省の計画では、実証機の開発は2016~2017年に開始、第1号の試作機が2024~2025年に空を飛ぶ見通し。量産は2027年から開始し、2030年代前半から三菱重工製攻撃戦闘機F2の後続機として、2030年後半からはボーイング社製戦闘機F15Jの後続機として導入予定。その頃にはすでにF15戦闘機は老朽化しているが、適当なアップグレードが施され、日本の航空自衛隊の主要機としての役割を継続している可能性が高い。
◇先進技術が米国に「貢献」の可能性も