韓国ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げて逮捕された中国人の劉強受刑者の引き渡しの初審問が29日、韓国で行われる。靖国神社にも火炎瓶を投げ込んだとして、日本は劉受刑者の身柄を引き渡すよう求めている。28日付の韓国・聯合ニュースによると、在韓中国大使館の働きかけで、著名な世宗法律事務所のそうそうたる顔ぶれの弁護団が劉受刑者の弁護にあたるという。本国国民を日本に引き渡さないという中国政府の強い意志が伺える。韓国日報は、中日両国は「韓国の法廷を舞台に劉受刑者身柄引き渡しの代理戦を展開している」と報道。韓国の検察当局と世宗法律事務所がそれぞれ日本と中国の代弁者となる。現在の争点は、劉受刑者の犯罪行為が「韓日犯罪人引き渡し条約」が規定する引渡しの対象になるかだ。
韩媒称刘强事件显示中方决不许公民引渡到日本意志
因在韩国首尔向日本大使馆投掷燃烧瓶被拘捕的中国籍男子刘强11月29日在韩国接受首次引渡审判。日本指控其曾在日本“火烧”靖国神社,要求将其引渡到日本。韩联社28日报道称,中国驻韩国大使馆出面为刘强聘请了著名的世宗律师事务所的招牌律师为其辩护,辩护阵容“堪称豪华”,“显示了中国政府决不允许本国公民被引渡到日本的强烈意志”。《韩国日报》称,中日两国“以韩国法庭为舞台展开了刘强去向的代理战”。韩国检方和世宗律师事务所分别成为日本和中国立场的代言人。现在的争论点是:刘强的犯罪行为是否属于《韩日罪犯引渡条约》中规定的引渡对象。