資料写真:戦闘機F-35A
日本に売却される同戦闘機には、ソフトウエア面以外の問題もある。同4機の実際の加速・旋回などの性能は、当初の設計から下方修正された。つまり同4機の機動能力と超音速巡航能力は、米国が用いている機体を下回ることになる。
このニュースは防衛省の予想を大きく裏切った。日本が期待を寄せ、巨額を投じて調達しようとした機体は、自国の需要を満たせないというのだ。これにより、日米間に新たな食い違いが生じるだろう。日本政府はすでに、1機150億円の同戦闘機を調達するための予算を組んでおり、2017年までに実戦配備し、釣魚島(日本名:尖閣諸島)周辺空域の警戒を強化する予定であった。しかしこの牙を抜かれた同戦闘機は攻撃能力を持たず、日本の釣魚島空域における中国対抗という夢を、壊滅的な幻としてしまうだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月1日