一衣帯水の中日両国には千年以上の交流の歴史がある。最も暗い過去の歴史においても民間の友好交流は途絶えなかった。ただ、日本の中国侵略という暗い歴史によって、「侵略者の手先」や「売国奴」など軽蔑的な呼称が生まれ、「売国奴」のレッテルを貼られるのではないかと、日本人との交流にとくに敏感になった。とりわけ両国関係が悪化している時にはこうした懸念が強まる。
実際、交流の度合いをうまく把握すれば、心配することはない。その度合いとは、民族の気骨と人としての気骨を保つことだ。それは平等と相互尊重を貫き、媚を売らない交流だ。親密な個人的関係であっても中国の国家利益を犯す言動があれば、それを厳しく指摘し、必要な闘争をする。どんな交流でも原則を失い、度が過ぎてはならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月21日