22日、日本で初めて政府高官が出席して「竹島(韓国では独島)の日」イベントが開催されたことを受け、韓国では強烈な反発が出ており、全国で独島教育に関する計画が次々と進められている。韓国の教育科学技術省は26日、韓国全国の小中学生に今年3月の新学期から年間10時間の独島に関する教育を始めると発表した。
韓国聯合通信社が26日、韓国の教育科学技術省関係者の話として伝えたところによれば、最近、日本の政権で日増しに右傾化が強まっており、韓日間で「独島」領土問題を巡る状況が緊迫化している。韓国はとくに教育によって子どもたちに正確な領土主権観を育成する必要があるとして、韓国の小中学校で子供たちに対して「独島」の重要性や東北アジアの領土問題の歴史的背景を学ぶ授業を義務化する。
韓国紙・国民日報によれば、2011年に独島科目が設定されてから教育科学技術省は初めて独島科目の授業数を決定したという。また、独島科目を教える教師用に指導書編纂も予定している。
このほか、韓国のインターネットサイト26日の報道によれば、韓国の独立記念館で28日「独島学校」の開校式が行われる予定だ。この学校は4月開講で韓国人なら誰でも申し込めば参加できる。独島学校では年間2980人の国民を対象に独島に関する知識を教育する予定だ。小学生団体教育教育、家族キャンプ、展示館教育、独島現場教育の四つのプログラムで実施する。報道によれば、独島学校は韓国で初めて独島問題を専門に扱う機関で、韓国国民に広く独島に関する知識を提供し、国民の領土主権意識を高め、効果的に日本の「独島」主権の主張に対抗するためのものだ。「オンライン独島学校」でも国民に広くさまざまな独島の知識を提供する。来年からは優秀なオンライン活動家の選抜が始まり、彼らには独島に実際に赴いて体験するチャンスも提供されるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月27日