中国はソフトパワーを示せ 東アジアの緊張情勢緩和に向け

中国はソフトパワーを示せ 東アジアの緊張情勢緩和に向け。 2012年から東アジア情勢は各勢力のかき乱しによって混乱を続けている。その極めて複雑な東アジア情勢に、強硬を主張する声もあれば、緩和を主張する声、対話による問題解決を主張する声もある。国際関係の分野で大きな影響力を持つ「ソフトパワー」の概念を使って考えてみよう…

タグ: 中国 ソフトパワー 日本 釣魚島

発信時間: 2013-03-13 16:31:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

ソフトパワーはなにも新鮮な事ではない。この概念はジョセフ・ナイ氏が提唱したが、中国の歴史においてもずっと存在していた。論語には「故遠人不服則脩文徳以来之(故(ゆえ)に遠人(えんじん)服せざれば、則ち文徳を脩(おさ)めて以て之を来(きた)す」とある。こうした道徳、文化の感化を通じて他者に影響を与える方法がソフトパワーの核心だ。中国の伝統文化と昨今の中国社会にはソフトパワー的要素が数多く存在する。政府と社会が協力してこれら無形の資源を統合し、中国の対外戦略に組み込む必要がある。政府はソフトパワー強化に関する政策・体制にすでに多く取り組んでいる。その代表が海外での孔子学院設立、外国人学生に対する中国留学支援、アジア・アフリカ・南米諸国への対外支援展開などだ。

東アジアの国は伝統文化の中に非常に多くの共通性がある。なかでも中日韓は過去に儒教文化圏の中心国であったし、その他多くの国も儒教思想の影響を深く受けている。それは共通の文字、政治制度、文化、習慣などにみられ、中国が東アジアでソフトパワーを発揮するのに先天的に優位な条件を与えている。

中国が対外政策でソフトパワーを重要視し、特に東アジア各国との交流において巧みにソフトパワーを用いれば、東アジアの緊張情勢緩和に大いに役立つだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月13日

     1   2  


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。