資料写真:中国の戦闘機
Su-27とF-15は空戦を行なったことがないが、これは最も重要な点だ。両戦闘機の比較対照は、机上の空論に過ぎない。
Su-27は第3世代戦闘機で最も大型で、パワーの面で強みを持つ。Su-27の弾薬搭載量は8トンで、F-15の7.3トンを上回るが、ステルス性能はF-15に劣る。滞空時間もまた、戦闘機の性能を計る指数だ。F-15Jの燃料容量は6100キロだが、Su-27SKは9000キロに達する。つまり搭載武器が同じ場合、Su-27が滞空時間の面で優勢を占める。Su-27の上昇速度は世界記録を保持しており、F-15を上回る。Su-27は最高時速の面でも有利で、戦場から急速に離脱し、敵機を追跡する能力が高い。
空戦において非常に重要な技術は、当然ながらレーダーだ。ロシアと中国はレーダーの面で、長年に渡り欧米に遅れを取っている。次に重要なのは、空対空ミサイルだ。ロシアの同技術は過去の実戦において、米国より大きく遅れていることが証明された。同世代のミサイル(特に中距離空対空ミサイル)も同様だ。しかしロシアと中国の空対空ミサイルには、サイズが大きく燃料が多いという共通点がある。そのため速度が速く射程距離が長いが、妨害を受けやすい。
上述した比較から、中露・米日の第3世代戦闘機の技術は、それぞれに長所があることが分かる。Su-27とF-15は昔からのライバルであり、永遠に対決しないことを願うのみだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月31日