人々の生活に関係する野菜は一般の「Made in China」よりも注目度が高い。結局のところ、中国人より遥かに所得水準が高い日本人にとって、中国産野菜高騰による影響は限定的であり、中国国内での影響のほうが大きいことは明らかだ。もしこの趨勢に実効性ある対策を取らなければ、将来のある日、中国の物価水準は日本や韓国に肩を並べてしまう可能性が高い。すでに、少なからぬ輸出商品にその兆候が見られる。
だが問題は、中国の住民所得は当分の間、日韓とはとても比べ物にならないことだ。物価の過度の上昇は中・低所得者にとって悪夢だ。これは中国企業の競争力にも直接影響を与え、経済モデル転換にさらに多くの不確定性をもたらす。
「人民網日本語版」2013年4月13日