疑いなく、近年の日本のサッカーは中国サッカーに対し圧倒的な優越感を持っている。ナショナルチームによるアジアカップにせよ、青少年サッカーの人材育成にせよそれは同様である。
2月末、広州恒大チームが3対0で浦和レッズを撃破した。中国サッカー20数年の中で最大の「抗日勝利」である。そんな快勝があったのにもかかわらず、日本で同カードの試合があった4月25日、日本の記者は同胞の勝利を疑わないようだった。試合前の記者会見で日本の記者は、深い話題は避け、中日両国のサッカーの比較を尋ねるのみだった。この夜の試合のことは意識的に避けているようだった。
ある日本の記者が広州恒大のリッピ監督に、「監督から見て、日本のサッカーと中国のサッカーの違いは何か」と質問した。リッピ監督は「中日両国のサッカーレベルを考える上で最も重要なことは、ナショナルチームのレベルがどうであるかということだ。言うまでもなく日本のナショナルチームの成績は非常に優れている。私の同胞(ザッケローニ監督)が日本チームを率いていることから私も日本チームの試合を見たが、高い技術と戦術を駆使できるレベルにある」と答えた。