米財務省のジェイコブ・ルー長官は10日、金融政策について、日本政府に対し、「国際協定を遵守するよう」警告した。
ルー長官は米ニュース専門放送局CNBCに対し、「日本は一部の経済成長をめぐる問題について、対策をとる必要があるが、通貨戦争を避けるためにも、景気刺激策は国際協定の制限の範囲内で取り組まなくてはならない」と述べ、「我々は既に立場を明らかにしており、この件に注視している」と強調した。
9日のニューヨーク外国為替市場におけるドル・円相場は一時1ドル100円台まで下落した。円相場が1ドル=100円の節目を突破したのは、2009年4月以来、約4年1カ月ぶりである。2012年11月以降、円の対ドル為替レートは27%下落している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月13日