産経新聞は「沖縄の帰属問題が日中対立の新たな火種となりつつある。人民日報がこのような論文を掲載したのは、沖縄に『琉球独立』の主張が出てきたことを意識したからだろう。米軍基地移設問題をめぐり、沖縄の一部住民のあいだでは沖縄独立を主張する傾向が生じている」と報じた。
先日沖縄を取材した際、記者は沖縄の地元の人が沖縄以外の日本人を「本土人」と呼び、「本土人」はいつも沖縄を犠牲にして自らの利益を守り、「本土の政府」はしばしば沖縄人の願いを無視し、沖縄人に代わって決定をすると考えていることに注意を払った。日台漁業協定の締結は最良の例証だ。琉球独立を提唱する早稲田大学の稲福恵子教授は「島嶼防衛による軍事化のため、琉球は誤った国家戦略の犠牲となる危険性がある。基地問題を根本的に解決するには、完全な独立こそが最も実効性ある方法だ」と述べた。
「人民網日本語版」2013年5月13日