中国と釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で対立する状況下、日本の海上安全防衛は戦々恐々としている。5月12日に、初めて「尖閣特集」を盛り込んだ海上保安レポート2013を発表すると、防衛省と各メディアは12日に、「不審な潜水艦」が日本の領海の接続水域に出現したと伝えた。日本側は当該潜水艦の所属国籍は不明であり、日本の領海に入らなかったことを認めたが、一部の日本メディアと政府関係者は同潜水艦が中国籍である可能性があると取り沙汰している。
NHKは、「防衛省は現在、国籍不明の潜水艦の航路と国籍の調査を急いでおり、今月2日と12日夜間に日本の接続海域に出現した潜水艦との関連性について確認する。中国海軍の潜水艦は2004年に、石垣島の海域で日本の領海に侵入していた。また2010年には、中国籍の潜水艦が駆逐艦と共に、沖縄本島と宮古島の間の公海を通過した」と報じた。NHKのウェブサイトでは、この記事の下に5月7日の「中国海軍艦艇、接続海域を航行」と題した記事が掲載されていた。
産経新聞は見出しで、「沖縄久米島南部の接続海域を航行したのは中国籍の潜水艦か?」と疑問を呈した。同記事は、「防衛省の関係者によると、13日に発見された国籍不明の潜水艦は中国の潜水艦のように見えた」とし、その航行目的については詳細分析中だとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月14日