2012年、日米がグアムで離島奪還訓練を実施
中国が明確に反対を表明したにも関わらず、日本政府は4日、米カリフォルニア州で日米の「離島奪還訓練」を10日より予定通り実施すると発表した。今回の演習で、自衛隊はひゅうが型ヘリ空母を含む陸海空軍を初めて動員し、総合訓練を実施する。中国外交部の洪磊報道官は4日、「関係者は同地域の平和安定を重視し、政治の安全および相互信頼、地域の平和安定の維持を促進するべきだ」と表明した。「環球ネット」が伝えた。
朝日新聞は4日、「中国は外交ルートを通じ、10日より開始される離島防衛合同演習を中止するよう日米に求めたが、小野寺五典防衛相は4日の閣議後の記者会見で、(合同演習は)特定の第三者を想定したものではないため、計画通りに実施すると語った」と伝えた。
報道によると、今回の日米合同演習は「ドーン・ ブリッツ(夜明けの電撃)」と呼ばれる。同演習は米軍が2009年より単独で実施しているが、自衛隊が参加するのは今回が初のことだ。今回の同演習は、米カリフォルニア州のキャンプ・ペンデルトンとサンクレメンテ島で実施される。同演習はサンクレメンテ島が「敵の攻撃」を受けたと想定し、自衛隊は米軍と共同で上陸などの作戦任務を遂行する。日本政府によると、今回の合同演習は防衛計画の大綱における、「南西諸島の防衛力の強化」という方針の強化を目的としている。