これは僕の極めて超個人的な意見ですが、民間での「候補者まとめサイト」ですと、どうしてもあの選管がチェックした規制のかかった、ある意味ルールが揃った候補者ごとの「ポスターでの比較」ということができません。そうすると、ICTに長けている候補者と、そうでない候補者の差が如実にでてしまう(いや、もちろんそれも政治家としての情報発信力の評価基準であったりしますが)。 僕はあの「超公平性」がある、選管チェック済みの「ポスター比較」って作業は、候補者の「愛」を感じられるかどうかの、アートな部分ですので、重要かなぁと思うんですよね。僕の重要なポリシーは最低でも「愛のある選挙ポスター」をつくる候補者を信じよう、です(^o^;)
ほら、右派に近い政党はブルー系をつかいますし、左派に近い政党はレッド系を使いますでしょう。文字の書体もブロック体か、明朝体かでイメージが違う。政党支持率が下がった時にだけ所属政党のロゴを小さく表示する候補者は、「姑息だなぁ」ってわかりますしね。あんな感じで、「選挙ポスター」ってのは、田中あきら(仮名) と佐藤すすむ(仮名)という候補者がいらっしゃったら、この「姓名」だけを文字だけでみても比較にならないだけでなく、田中さんと佐藤さんのホームページに行ってしまえば、今度は却って情報が多すぎて「何かが意図的に埋没さされているかもしれない」わけです。ですから、ポスターというルール制限下での比較ってのは重要と思っています。あとはこれと同じ理由で、法定はがきやビラも選管がOKだしたものを比較したいですね。
まぁ、ちょっと長くダラダラと書きすぎましたが、候補者の情報を集めることは、在外選挙においては、僕はまだ公平な比較が出来る状態じゃないと思っています。これは総務省さん(中央選管)に頑張っていただかないとダメですね。
さて、もうひとつの在外選挙の問題は、投票作業が煩わしいということです。これは、かなり将来的な話になるのかと思いますが、日本国政府のテリトリーたる領事館ってのは、他国できめ細かく場所をかまえるってことは、外交上当たり前に不可能なことです。であるならば、これは旧来的な「紙による投票」は領事館に足を運ぶことになり、決して便利なかたばかりではないでしょう。また投票用紙を印刷して、郵送する作業についても、簡便ではないように思います。