中国海軍の専門家、李傑氏は11日、「日本のメディアの説は誇張、虚偽、抑止の要素がある。『遼寧』は1隻だけで作戦を実施するはずがない。駆逐艦、護衛艦、潜水艦のほか、空には固定翼対潜機、艦載ヘリコプターなどが配備され、陣形の整った空母作戦群が編成される。特に対潜方面では、中国の空母戦闘群は空、水面、水面下の立体的な対潜網が編成されるため、日本の潜水艦が中国の空母戦闘群に近づくのは難しい。遼寧艦にミサイル攻撃を実施する可能性も非常に低い」と反発する。
「SAPIO」誌は中国脅威を誇張することで有名だ。昨年12月には「これが中国の尖閣上陸作戦の全貌だ」と題する特別号を出版し、中国の日本侵略をシミュレーションし、「机上の戦争」を行った。日本の右翼メディアは戦争ムードの誇張とともに、中国歪曲も忘れていない。
中国社会科学院日本研究所の呉懐中氏は11日、「日本の一部の右翼メディアや自衛隊を退役した元幹部は、軍事技術の角度から中国脅威を誇張するが、全体的な見方が欠如しているため、ばかげた結論を出すことが多い。中国は日本メディアの誇大宣伝を気にする必要はないが、こうした誇張で日本国民の中国に対するマイナスのイメージが強まることも確かだ」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月12日