韓国「朝鮮日報」の8月13日の報道によると、今夏、韓国、中国、日本の3か国はいずれも史上最も厳しい極端な暑さに見舞われた。
中日韓が同時に熱波に襲われたのは、北太平洋高気圧が中国中部地方、韓国の首都圏一帯および日本の九州地方に停滞し、布団のように3カ国の上を覆い被さっているためだ。酷暑を伴ってやって来た北太平洋高気圧は、一般的には中国南部の一部の地域と、朝鮮半島南海岸および日本列島南端に強い影響を及ぼすが、今年の気圧の勢力は大きく、まるで「布団を首元まで被せる」ように北東アジア全体を覆った。
気象学者は、今年北太平洋高気圧の勢力が拡大した原因を青蔵高原(チベット高原)までさかのぼって分析している。昨年の冬は降雪量が少なかったため、今年3月から4月にかけての青蔵高原の積雪面積が最多で平時の25%減少し、強烈な太陽光は雪に反射されなかった。そのため熱が地表に吸収され、大地が炙られるような現象が起き、大陸の温度が上昇して海との温度差が大きくなったため、北太平洋地域の高気圧の発達を後押しする形になったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月13日