厖氏は、「日本は近年、関連法の条文を改正し、その軍事衛星としての規制を緩和している。この取り組みは当初は密かに進められていたが、日本は今や軍事衛星を堂々と開発し、使用している」と指摘した。
当然ながらイプシロンを軍事目的に使用するという証拠は、今のところ見つかっていない。同ロケットの主な目的は小型衛星の発射、科学研究およびリモートセンシングの実施だ。
イプシロンの開発により、日本の打ち上げ用ロケットのラインナップが充実する。例えば日本が現在持つH2Aロケットnは5種類のタイプがあり、中型・大型宇宙船を発射できるが、これを小型衛星の発射に用いるのでは役不足だ。イプシロンが実践の中で、その低コストと信頼性を証明すれば、世界産業用小型衛星発射市場で、より多くのシェアを占めることになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月30日