◇放射能、五輪招致には影響はない
福島原発で先月19日、放射能汚染水がタンクから漏れる事故が再び発生し、相次ぐ事故が五輪招致に影響するのを日本人の多くが懸念している。
これについて、菅義偉官房長官は先月26日「福島第一原発の汚染水問題は2020年夏季五輪の東京招致には影響はないと考えている」とコメント。「外務省を通じて各国大使館に説明し、情報提供した。影響はないと考えている」とし、日本政府は放射能汚染水問題の早期解決に全力を尽くすと述べた。
東京招致委員会の竹田理事長はIOC総会に向けた出発前の先月29日、福島第1原発の汚染水問題には、「国が責任を持って解決してくれると確信している」と話した。日本でただ一人のIOC委員でもある竹田理事長は、追い込みに入った票固めのロビー活動でも重要な役割を担う。最終プレゼンテーションで「安心、安全で確実な五輪」とともに「スポーツの力」をテーマに開催意義を訴える意向を示した。
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◇2020年五輪は東京しかない
猪瀬直樹東京都知事は先月26日、日本のメディアに「2020年の五輪は東京しかない」と語った。
猪瀬都知事は、他の候補都市に比べて東京には大きな強みがあるとの見方を示す。
「電車はきちんと時刻表を守るし、新幹線の停車位置は誤差が1ミリ以下。こうしたことは日本だけにできることだ。財布を落としてもおカネと一緒に戻ってくる人情味がある。こうした当たり前の事を全世界に伝えられれば十分」――。
猪瀬都知事はまた、スポーツを通じて東日本大震災の復興を応援したいとも語った。「東日本大震災は千年に1度の大地震だった。ガレキを片付け、道路を再建するだけでは人々は生活していけない。スポーツの力で日本を復興する必要がある。聖火リレーのランナーが被災地を走り、宮城スタジアムでサッカーの試合も開催する」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月2日