日本の「命運」は8日、変わった方法で世界の目を引き付けた。
アルゼンチンで開かれた総会で、東京が2020年の五輪開催地に決定した。無念の5連敗となったトルコは「イスラム世界における影響力拡大のチャンスを逃した」と国際オリンピック委員会(IPC)を恨み、深刻な債務に苦しむスペインも納得していない。日本はどのように「最も致命的」な福島の放射能漏れを「世界から同情される対象」に変えたのか。西側メディアは、政治と経済に不確実性が充満する中、「冒険」は「安全」から地位を譲られたと論じた。
招致成功で日本経済が困難を脱することはできるか。日本の「毎日新聞」の疑問は、8日の「3兆円の経済効果」に沸く日本社会を冷静にさせた。
韓国紙「ソウル経済」は社説を発表し、日本は経済面を考えてもよいが、隣国に苦痛をもたらした歴史、続く放射能汚染水漏れの隠蔽、招致成功による右傾化の更なる露呈を無視し続ければ、東京オリンピックは多くの周辺国がボイコットする「自分の楽しみ」になる可能性が高いと指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月9日