中国人と日本人 漢字を忘れる理由とは?

中国人と日本人 漢字を忘れる理由とは?。 「最も危険な時」は、中国の漢字だけが直面しているのではない。日本社会もまた、この10数年間に渡り、人々の漢字を書く能力が前の世代に大きく劣り、著しく「退化」していることに気づいている。筆をとれば漢字を忘れる、これは中日両国の多くの国民の共通点となっている…

タグ: 漢字 教育 番組 情報 電子化 技術

発信時間: 2013-09-28 09:29:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど中国中央電視台(CCTV)で放送されているテレビ番組「中国漢字聴写大会」の視聴者の多くは、自らに「文盲」のレッテルを貼ることを余儀なくされている。学校を卒業してから長年がたつ多くの人にとって、画数が多く使用頻度の低い漢字ばかりでなく、画数が少なく使用頻度の高い漢字でさえ「白旗をあげる」状態となっている。中国の漢字は、「最も危険な時」(中国の国歌「義勇軍進行曲」の歌詞の一部)を迎えたようだ。日本新華僑報網が22日に伝えた。

「最も危険な時」は、中国の漢字だけが直面しているのではない。日本社会もまた、この10数年間に渡り、人々の漢字を書く能力が前の世代に大きく劣り、著しく「退化」していることに気づいている。筆をとれば漢字を忘れる、これは中日両国の多くの国民の共通点となっている。

読売新聞によると、文部科学省は昨年、全国範囲で「日本国民の漢字能力」に関する調査を実施した。同調査は16歳以上の3474人を対象に実施され、有効回答数は2069件に達した。調査結果によると、回答者の66.5%は「日常生活ではパソコンによりEメールを送信し、携帯電話による情報送信が日常交流の基礎となっており、漢字を正しく書く能力を失っている」と答えた。この数値は10年前の調査データから25%上昇した。

日本の漢字がこのような危険な状況を迎えている最も重要な原因は、情報技術の氾濫だ。現代人の多くは携帯電話のショートメール、電話、Eメール、その他のさまざまな手段を通じて交流を進めている。紙と筆はもはや、ディスプレイとキーボードにその座を奪われている。手書きは最悪の選択肢とは限らないが、キーボードと比べると欠点が浮き彫りにされる。効率が悪く、編集が困難で、情報伝達・交流のスピードも大きく劣る。

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