この多くの人の漢字能力が退化する現象を、日本人はどのようにとらえているのだろうか。
伝統主義者を含む多くの人は、漢字は民族文化の基盤であり、人々が本国の漢字を書けなくなれば、日本の文明も継承・発展し続けることが困難であると認識している。そこで漢字の「伝承」が呼びかけられている。
当然ながら、違う意見を持つ人もいる。一部の人はキーボードにより手が解放され、大脳のスペースが生まれ、より多くの有用なことを学べるとしている。また、交流の急激なスピードアップにより、キーボードを使用する世代の人は華美な言葉や形式の美観ではなく、整った考えを構築することを重視している(形式よりも内容重視)とする人もいる。これは確かに悪いことではないかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月28日