周氏は、「中日首脳会談が実現すれば、安倍首相は外交のコマを増やしたと考える。会談が実現されなければ、安倍首相は責任を中国に押し付けることができる。この戦略は非常に狡猾だ」と指摘した。
安倍首相は、10月は会談の「良い機会」と称したが、周氏はAPECで中日首脳会談が実現される可能性は低いと判断した。「9月上旬のG20サミットで、習国家主席は安倍首相と短く会話を交わし、中日の今後の交流に向け良い雰囲気を形成するはずだった。しかし日本側は中国の無人機を撃墜すると称し、かつ釣魚島に関する挑発的な発言を繰り返している。日本は友好と真逆の方に向かっており、中国との会談を利用することしか考えていない。それならば中国は、日本との会談を実現する理由があるだろうか」
中国側はこれまでも、日本が歴史と客観的事実を無視し、さらに強硬な態度を示し挑発的な行動を続けていると重ねて指摘してきた。日本が問題解決に向けた会談を開きたいならば、口先だけではなく実際に歩み出し、広い視野と勇気を見せ、歴史を正視し態度を正し、実質的な行動により両国関係の健全な発展の障害を取り除くべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月30日