18日、日本の右翼団体が乗った漁船(中央)は釣魚島周辺海域に進入し、日本の海上保安庁の船に包囲され、退去命令を出されて同海域を離れた。
イギリスのロイター通信社は、日本の民族主義団体のメンバー約20人が18日、釣魚島に近づいて帰っていったと伝えた。メンバーは5隻の船に乗って中日両国間で争議がある島嶼に向かった。「これらの島嶼は日本のもの」とアピールするためである。また、約10隻の海上保安庁の船舶も釣魚島海域に進入した。団体は釣魚島から約1海里内の海域に入ると、日本の海上保安庁から退去命令を出され、帰っていった。「環球時報」が伝えた。
台湾の民視新聞は18日、日本の右翼団体が、第二次世界大戦中に釣魚島近くの海域で犠牲になった「亡霊」を慰霊するため、大きな行動に出たと伝えた。英BBCは18日、「日本メディアは右翼団体による釣魚島での慰霊祭実施を一斉に無視した」とし、右翼が深夜に釣魚島海域に接近したことに対する日本メディアの低調さを意外に感じている。報道によると、日本の右翼団体「頑張れ日本!全国行動委員会」は釣魚島上陸を計画したが、海上保安庁の巡視船に妨害され、島に近づかないよう忠告を受けた。同団体は、「第16回尖閣諸島(釣魚島)集団漁業活動&洋上慰霊祭」はまだ成功していないと表明。これまでと異なる点は、18日時点で日本の主流メディアは団体の行動を報道しておらず、非主流のウェブサイト「ニコニコ動画」だけが伝えたことである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月19日