第16回華人学術賞発表 首都大学東京何彬教授が受賞

第16回華人学術賞発表 首都大学東京何彬教授が受賞。 日本僑報社は第16回「華人学術賞」の受賞作品を9日に発表し、首都大学東京人文社会系・何彬教授の博士論文「中国東南地域の民俗誌的研究――漢族の葬儀・死後祭祀と墓地」に決定した。受賞論文は今年11月、日本僑報社より出版される…

タグ: 華人 学術賞  何彬 日本僑報社

発信時間: 2013-10-09 10:06:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

写真は受賞作のチラシ。

10月9日に配信された「日本僑報電子週刊」第1102号によると、日本僑報社は第16回「華人学術賞」の受賞作品を9日に発表し、首都大学東京人文社会系・何彬教授の博士論文「中国東南地域の民俗誌的研究――漢族の葬儀・死後祭祀と墓地」に決定した。受賞論文は今年11月、日本僑報社より出版される。

「中国東南地域の民俗誌的研究――漢族の葬儀・死後祭祀と墓地」は、経済発展のなかで激変する中国社会の「墓地」に着目した論文。中国東南部の地域社会を中心に、漢族の「葬儀」と「死後祭祀」を歴史・階層・観念から探り、墓をとりまく霊魂・他界・祖先観を解明する。葬儀のプロセスと葬法の歴史的変遷、死後祭祀から分かる多様な霊魂観、墓と墓地の形態から分かる漢族の他界観など、多様な方向からアプローチしている。1980年代後半から30年近くにわたる緻密なフィールドワークをもとに、写真やスケッチも多用し、漢民族研究全体にも一石を投じるユニークな民俗誌となっている。

何彬教授は「中国の東南地域における漢族の研究に、新たな視点と展望を提示することに務めた。本論文の研究結果により、今後の漢文化を再認識する新たなきっかけになることを目指している」(序論)と記している。

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