日本の防衛省統合幕僚監部は9日、中国の航空機が日本の領空に接近したことを受け、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数が2013年7-9月は80回だったと発表した。
『産経新聞』によると、同統計データは3カ月毎に発表されるが、2013年1-3月の緊急発進の回数は146回で過去最多となり、次いで2012年10-12月が91回で、今回は過去3番目の多さとなった。
『日本経済新聞』は9日、2013年4-9月に空自の戦闘機が緊急発進した回数は308回に上り、昨年9月以降に比べ、やや減少したものの、依然として例年よりは頻度が高いと伝えた。防衛省は「中国側の動きが活発になっていることは疑いようのない事実であり、安定状態を取り戻したとは言いがたい」との見方を示している。