1978年から靖国神社内に祭られている14人のA級戦犯
中国外交部の華春瑩報道官は9日、「日本側が靖国神社問題で新たないざこざを起こせば、更に深刻な影響が生じることは間違いない」と述べた。
報道によると、日本の飯島勲内閣官房参与は7日、安倍晋三首相に10月の靖国神社の秋の例大祭での参拝を促す発言をした。さらに、中国側は日本の首相の参拝を許さないとは言っておらず、安倍首相が10月に参拝しても、中日両国の首脳会談はそう遠くない時期に実現するとの見解を示した。
これについて、華春瑩報道官は定例記者会見で以下のようにコメントした。
靖国神社は第二次世界大戦時の日本のA級戦犯14人を祭っている。日本の指導者による参拝問題は、日本が軍国主義による侵略の歴史を正確に認識、対処できるか、中国などの多くの被害国の人民の感情を尊重できるかに関わり、中日関係の政治基盤にも関わる重大問題である。中国側は、日本の指導者がいつ、どんな形式、身分で靖国神社を参拝することも断固として反対すると繰り返し表明してきた。
中日関係は深刻な状況に直面しており、日本側が靖国神社問題で新たないざこざを起こせば、更に深刻な影響が生じることは間違いない。日本側が情勢判断を誤らず、世論を誤った方向に導かず、間違いに間違いに重ねないことを望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月10日