日本メディアの10月9日の報道によると、防衛省は同日、離島の防衛強化に使用する新戦車を公開した。武器装備をグレードアップすると同時に、日本は自衛隊を海外活動に派遣するなどの積極性を見せ、自衛隊の活動を海外に広げようとしている。
防衛省は、神奈川県相模原市の研究所で、離島防衛に近く導入する新戦車「機動戦闘車」を公開した。2016年に陸上自衛隊に配備する予定。
防衛省によると、この戦車は砲塔を配備し、戦車と装甲車を合わせたような外観をしている。車輪は特殊で、一般的なキャタピラでなく、普通車と同じ車輪を採用した。
この戦車は、陸上自衛隊が開発した新型の10式戦車と比べてはるかに軽い。10式戦車の重量は約44トンだが、この新戦車はわずか26トンで、空運できなかったというこれまでの課題を解決した。車輪式の戦車は走行速度も速く、時速100キロで走行でき、都市部における任務でも自由に行動できる。
新戦車の公開と同時に、小野寺五典防衛大臣は、沖縄県那覇市にある自衛隊基地で、ソマリア沖で海賊取り締まりにあたる海上自衛隊の対潜哨戒機P-3Cを多国籍部隊に参加させる方針を明らかにし、「日本の役割を世界に広める活動。首相の指示もあるので前向きに検討したい」と述べた。安倍首相は、8月に米海軍第5艦隊の司令官と会談した際、対潜哨戒機の多国籍部隊への参加を積極的に検討する方針を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月10日