露メディア:中国がベトナムで日比に大打撃 対中国同盟の野望を打破

露メディア:中国がベトナムで日比に大打撃 対中国同盟の野望を打破。

タグ: 李克強 タイ 日本 フィリピン

発信時間: 2013-10-16 14:12:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ASEAN・東アジア首脳会議に出席し、ブルネイ・タイ・ベトナムを公式訪問した李克強総理は15日、帰国の途についた。李総理は帰国前にハノイで随行記者団の会見を開き、記者の質問に答えた際に、「今回のベトナム訪問で、中国はベトナム側と重要な共通認識に至った。我々は伝統的な友好を維持・促進し、南中国海の平和・安寧を維持し、対立をコントロールし適切に緩和すると共に認識した」と語った。ボイス・オブ・ロシアは15日、「中国、ベトナムで日比に大打撃」と題する社説の中で、「中国とベトナムが示した、南中国海問題の平和的解決に力を尽くすという決意は、中国との間に領土問題を抱える国を抱き込み、対中国連盟を構築しようとする一部の国の狙いを打ち砕いた」と指摘した。「環球時報」が伝えた。

ボイス・オブ・ロシアは15日、ロシア科学院極東研究所の専門家であるアレクサンドル・ラーリン氏の分析を引用し、「中国とベトナムは海上共同開発の協議に関する作業チームの発足を決めた。これは李総理のベトナム訪問の主な成果の一つだ。ここからは、南中国海問題について直接協議したいという中国の呼びかけに、ベトナムが応じたことが分かる。中国はこのほど南中国海問題でフレキシブルな政策を講じており、ウィンウィンの理念を提唱している。この理念は領土問題をスムーズに解決するカギになるだろう」と指摘した。ロシア紙「独立新聞」は15日、「中国とベトナムがかつて領土問題により戦争の崖っぷちに立たされたことを考えると、今回の両国の合意には重要な歴史的意義がある。中国は隣国との紛争が米国によるものであり、米国がこれにより中国を抑制しようとしていることを意識した」と分析した。

ニューヨーク・タイムズは14日、「東南アジア歴訪で、中国の指導者はケリー氏(国務長官)を真っ青に」と題する記事の中で、「李総理が東南アジア歴訪を開始した際に、ケリー氏はブルネイで開かれたASEAN・東アジア首脳会議で、東南アジア諸国は中国と対立している南中国海問題で、緊密に団結すべきだと提案した。その後、李総理はタイを2日間訪問し、中国の高速鉄道を売り込み、シリントーン王女殿下と会談した。本来ならばオバマ大統領に代わり東南アジアを訪問すべきだったケリー氏は、マレーシアで12時間も滞在しないうちに、台風によりフィリピン訪問をキャンセルした。これはフィリピンメディアからの不満を招いた」と指摘した。同記事は「中国の総理、ケリー氏に圧勝」とし、「中国とベトナムの指導者は13日にハノイで声明に署名し、作業チームを発足し海上係争問題を徐々に解決することで合意し、ケリー氏の提案をまったく顧みなかった。ベトナムは近年、米国との友好関係の育成を開始し、国防総省の数人の高官を招いた。ケリー氏は今年年末までにベトナムを訪問する見通しだ。しかし中国との合意内容は、ベトナムが『中国に勇敢に向き合い、平和的に交流する』という二面的な行動規範を履行し続けていることを示している」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月16日

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